リフォーム会社の決め方は?ハウスメーカーと工務店の特徴を徹底解説!

お客様

リフォームを考えているけど、どこにお願いすれば良いかわからない・・・

お客様

何社か声をかけたけど、どこにお願いすれば良いかわからない・・・

というお客様、結構多いと思います。

新築ではモデルハウスがあったり、住宅展示場へ行けば話が進むというのはかわるかもしれませんが、

リフォームに関しては、相談する場所がわからないからすぐじゃなくていいやと一歩が踏み出せない方も多いと思います。

また、相談できたとしても、相談先がどういう形態の会社でどんなメリットやデメリットがあるかの判断ができず、施工会社を決めかねているお客様もいらしゃると思います。

この記事では、実際に相見積もりになった時に私のお客様から聞いた情報を含め、

  • リフォーム会社の決め方
  • 施工会社のメリット・デメリット

について解説していきます。

目次

施工会社の種類

  1. ハウスメーカー
  2. 地元工務店
  3. 設備・建材メーカー系のリフォーム会社
  4. 設計事務所・建築事務所系のリフォーム会社
  5. 他業種から参入したリフォーム会社
  6. 不動産系のリフォーム会社

ざっくりと分けるとこんな感じです。

規模や、予算、内容によってどこへ依頼をするのが得策か?が変わってきますが、一番問い合わせ先として多いのは、

  • ハウスメーカー
  • 工務店

だと思います。

今日は特にこの2社については徹底解説していきます。

営業マンの見極め方はこちら

ハウスメーカー

順位企業名売上高(億円)
1住友不動産 新築そっくりさん1,875
2積水ハウス1,410
3大和ハウス工業1,215
※業界動向サーチより引用

上記は2020年〜2021年度のリフォーム売上ランキングです。

ハウスメーカーの説明は不要だと思います。

ランキングへ名を連ねるメーカーは誰もが聞いたことある上場企業だと思います。

ハウスメーカーの特徴
価格帯高め
施工体制営業マン〜現場監督
対応可能エリア広い
施工方法徹底した施工マニュアルがある
保証住設機器の保証は10年間が基本
アフターサービス取引業社が多いため対応が早い

解説していきます

価格帯

ハウスメーカーは他社と比べて見積もり金額が高くなることが多いです。

ただしそれは、見積もり前にしっかりとした建物調査のもと必要と思われる工事が見積もりへ含まれているおり、工事中の追加金額が発生しないようにしているためです。

建物調査についてはこちらをご覧ください。

もちろん工事中の金額の追加がないわけではないでしょうが、最初に必要であろう金額を見積書へ含めず、提示する金額を安く提示し、契約後にどんどん追加になっていくような会社よりかははるかにマシだと思います。

他には、会社の規模が大きくアフターサービスが豊富と言う点ではメリットですが、その分オペレーターが多く在籍しているため、人件費が他社より高くなってしまうのはデメリットというか、仕方のないことだと思います。

後述しますが、各ハウスメーカーごとに独自の施工マニュアルがあります。

これは今まで施工してきた中で、不具合が見つかった場合、その都度施工内容を更新し、実績の元で培われたノウハウが詰まった施工マニュアルとなります。

工務店との差額は工事規模によりますが、30万〜200万程度変わってきます。

この金額の差を、何かあった時の保証料や、メーカー施工という安心料と思うことができる方はハウスメーカーへ施工をお願いするのがベストだと思います。

この場合の相見積は、ハウスメーカー複数社と話をするか、まずは一社のハウスメーカーにお願いして内容を見ることをおすすめします。

ハウスメーカー同士では、金額の差は大きくありません。

施工体制

基本的にハウスメーカーは分業制です。

※住友不動産 新築そっくりさんは別です。

営業マン・・・お客様とのやりとりの窓口です

間取りなどのご要望や、使用したいメーカーのヒアリングなどですね。

実際にリフォーム工事を進めるうえで、一番顔を合わせるのは営業マンだと思います。

設計・・・営業マンからお客様の要望を聞き、図面を作成します

お客様から伺った、間取りの要望や、使用したい住設などを設計し、図面や提案書などを作成します。

積算・・・見積書を作成します

設計から受け取った図面を基に、必要な金額を算出し、見積もりを作成します。

コーディネーター・・・契約後、色決めをする担当者です

リフォームでコーディネーターが別途在籍しているハウスメーカーは多くはないですが、いる場合もあります。

いない場合は、営業マンが担当します。

現場監督・・・営業マンから引き継ぎ、工事中の管理をします

いざ、着工後から工事中の管理は現場監督へ引き継がれます。

リフォームは工事中に思わぬアクシデントが発生します。アクシデントがない現場なんて、おそらくありません。

そのアクシデントにうまく対応していくのかは現場監督の腕にかかっています。

対応可能エリア

メーカーは支店がほぼ全国にあります。

1県あたり最低1社は支店があるため、県内はほぼ全てのエリアが施工可能になります。

これがどういうことかというと、山奥のご自宅も、離島のご自宅もリフォーム対応可能です。

運搬費などの特殊加算はあるかもしれませんが、対応が可能というのは大きなメリットです。

また、県内をカバーできるように職人さんとの繋がりも多いです。

大工をはじめ、水道・電気など協力会社も多く在籍しています。

施工方法

ハウスメーカーには独自の施工マニュアルがあります。

過去の膨大な実績から、不具合が発生してしまったやり方をその都度修正していき、不安を除いた施工マニュアルが存在します。

ハウスメーカーなどは、広いエリアに対応するため、各地へ協力業社がいますが、裏を返せば専属の業者はいないということです。

そのため、業者によってやり方を変えてしまうと、一律のものができません。

そこでこのマニュアルが活きてきます。

この素材を使い、こういった留め方をして、こう完成させると本当にこと細かく書かれています。

また、要所要所(ビスの留め方、金物の取り付け方など)には都度確認をする部署もありますので、ちゃんとした施工をしないと工事が進められないという管理体制をとっています。

これはお客様視点からすると安心できる部分だと思います。

家の工事は見える部分よりも見えない部分の方が大事です。

手抜き工事をしないためにこういった検査体制は不可欠です。

保証

ここでいう保証は、各部位的な話や、住設の保証の話です。

各部位的な保証とは、例えば次のような工事です。

  • シロアリ工事・・・5年
  • 床・・・1年
  • クロス・・・1年

そもそもリフォームの保証についてまずはお話しします。

リフォームは新築と違い、建物10年保証!などの全体保証は付けられません

あくまでも既存住宅(築年数が経過した建物)が前提にあるからです。

その中でも、施工範囲内において、定めらた施工方法(ここでいう”定められた”というのは保証元のハウスメーカーが定めている自社マニュアルの施工をしている場合)で施工している場合は保証を担保します。という流れになります。

塗装工事は◯年、屋根保証◯年・・・など細かい項目別に年数が割り当てられます。

この保証、各ハウスメーカーに大きな違いはありません。

どちらかというと、既存住宅が前提にあるリフォームでは、

施工後、既存の部分から何らかの影響を受けて、施工範囲内にアクシデントが表面的に現れることもあります。

そのため、保証で対応というより、アフターサービスの方で半永久的にお付き合いしますというスタンスです。

リフォームだけでなく新築もそうですが、住宅は何十年、何百年と残り続けるものなので売って終わりではないです。

アフターについての概要は後述します。

続いて、住設機器です。大体が下記商品となります。

  1. キッチン
  2. ユニットバス
  3. 洗面化粧台
  4. トイレ
  5. 給湯器

この5つに関してはハウスメーカーの保証で10年付くことが多いです。

例えば工務店などでは、自社での保証は付けないことが多いので、住設のメーカー保証を利用することが一般的です。

Panasonic、LIXILなどですね。

この場合は、一般的な住設メーカー保証は3年です。

有料のオプションに追加料金を支払い、5年、10年と延長をすることは可能です。

追加料金なしで10年保証が付けられることは大手ハウスメーカーの強みと言えます。

アフターサービス

ハウスメーカーの場合は、アフターサービスは定期点検に回ることが多いです。

一ヶ月点検、三ヶ月点検、一年点検の計3回が一般的ですかね。

この後は定期的な訪問はしませんが、なにかあった時には365日 24時間 年中無休のコールセンターがあると思いますので、そこへ電話を掛ければ、深夜の電話なら最短翌朝などに業者を手配してくれます。

また、定期点検が上記日程の理由は、施工後、大体落ち着くのが三ヶ月〜一年だからです。

「落ち着くって何?」だと思います。はい。お答えします。

まず、家は”木”を使用しています。”木”は生きています。つまり動きます。伸縮するのです。

よく、新築で住みはじめた時、”パキッ”と音がするなど聞かれたことがあると思います。

通称、ラップ音などと呼ばれますが、これは構造材の木材が伸縮を起こし音が鳴っていると言われています。

主に、湿気が影響しています。

湿気が高いと、湿気を吸い膨張、逆に乾燥している状態だと木材が痩せます

このように木材が動くことによって、仕上がりのクロスなどにも影響が出てきます。

下地が動くことにより、クロスが動き、クロス同士が離れてしまったりします。

ちなみにクロス自体も湿気や乾燥などで動きが出ます。

これを定期点検で確認をし、動きが落ち着いたところで是正するようなイメージです。

もちろんこれだけではありませんが、アフターサービスは新築・リフォームどちらにしていも家をメンテナンスしていく中でとても大事な要素になります。

設計資料は半永久的に何十年、何百年と会社に残り続けると思います。

ハウスメーカーは大きい企業なので、

このご時世、何があるかはわかりませんので、絶対ではないでしょうが、倒産の可能性は低いと言えます。

会社が倒産すれば、資料はもちろん、不具合があった時の駆け込み先がなくなりますのでしっかりと理解した上で会社選びをしていきましょう。

地元工務店

地元工務店の特徴
価格帯安い
施工体制社長など(大工さん)が営業マンを兼任することが多い
対応エリア狭い
施工方法基本はあるが臨機応変に方法を使用できる
保証住設機器の保証はほぼメーカー保証
アフターサービスキャパが大きくはないので動きが速いとは言えない

解説していきます

価格帯

ハウスメーカーと比べると比較的安価です。

理由は、会社の規模が違うからです。

工務店さんは、主に大工さんが個人事業主でされていることが多いです。

多くても従業員が数人いるくらいですかね。何十人と従業員を抱えている工務店もあるかと思いますが、ここでは従業員数人と想定します。

お客様に提示される見積もりというのは、基本的に、

原価(実際に材料を仕入れる時の金額)へ、その会社の売上を乗っけた金額です。

調べてもらえると思いますが、大体リフォームの利益率は30%前後と言われています。

これはあくまでも平均です。ハウスメーカーは会社の規模大きいのでもう少し乗っているかもしれません。

ただポイントはそこではなく、工務店の場合は、この利益率は自由に設定ができます。

メーカーの場合、会社の経営をしていくうえでは利益を確実にかつ、繰り返し上げていかないといけませんが、

工務店の場合は利益より、どれだけ続けて仕事を受注するかの方が大事です。

個人事業ですから、工事がなければ給料がありません。生きて行けれないのです。

1件施工していたら、次の現場をなんとしてでも用意ないと、お金が発生しない・・・

結構大変ですよ。途切れずにずっと仕事を受け続けるのは。

営業マンが別途いる工務店なら、営業は営業だけ、大工は大工工事に集中すればいいですがなかなかそうはいきません。

工務店が、メーカーの下請け工事を受けるのは、メーカーが現場を取り続けているため、手が空くことがないから下請けをしていることが多いです。

話を戻します。工務店が見積もりを提示する時、原価へ乗っける利益率は、状況によります。

10%でしているところもあれば、30%のところもあるでしょう。

金額だけでなく現場数がものを言いますので、この契約は取りたい!という状況であれば、ほぼ売上が乗っていない見積もりが出てくることもあります。

従業員も少ないので経費もあまりかかりませんからそれで十分なのです。

工務店が安い理由はそこです。

また、施工方法もお客様の要望に応じて、対応ができるので金額が安くなります。

施工体制

個人でされているような工務店では、営業マンと職人を兼任していることが多いです。

あとは社長が営業マンを兼任しているとかですね。

こんなこと言ったら怒られるかもしれません。あくまで私が見てきた中での印象です。

本職が営業マンではないので、お客様ベースの提案や、人としての気遣いが出来ない人が多いように感じます。

靴を揃えなかったり、スリッパのままで畳に入ったり、地面に置いたものを机の上に置いたりとかです。

私はこれが許せません。自分の現場でこんな職人が来たら速攻注意します。神経質なのかもしれませんが、こういうった心遣いはお邪魔するうえでは必須だと思っています。

あ、工務店の人だな・・・っていう感じです。これが合う人もいますが、合わない人はとことん合わないと思います。

工事中のメーカーでいう検査員とかもいませんので、基本は任せっきりです。

見えない部分の工事をしっかりしているかどうかは任せるしかありません。

そんな手抜き工事をするところはもう少ないでしょうが、中にはそんな業者もいると思います。

対応エリア

対応エリアは狭いです。

なにしろ地元工務店ですからね。

逆にいうと、対応可能エリアなら心強いです。

地元での施工例が多くあるでしょうから、話もしやすいですし、頼りになります。

遠方である場合、遠方料金を払えば動いてくれることがありますが、基本は断られると思います。

施工方法

メーカーのようにマニュアルはありません。

経験と知識をもとに、要望に合わせて対応できます。

良く言えば、余計な工事はしませんが、悪く言えば、中途半端です。

そこまでやるならここまでやらないとおかしくなるという部分に対して、その範囲しか施工しないとかですかね。

また、過去にリフォームをしましたという家に行くこともありますが、そもそも変な施工をしている大工さんも少なくありません。なんだこのやり方?とか、なんでここ放っておいたの?とかです。

施工的なものは、打ち合わせ段階ではわからないと思いますので、このあたりは実際そこで施工した方の話を聞きながら判断していきましょう。

地元工務店は口コミの確認が大事です。

保証

ハウスメーカーと違い、住設の保証はメーカー保証(3年など)だけで、工務店としての保証は基本ありません。

そこまでの保証はしません。余力がありませんから。

逆にいうとその分安く請け負ってますから割り切りましょう。工務店に保証を求めるのがそもそも間違いです。

アフターサービス

小規模な工務店は、全員で1棟終わらせて、また次全員で1棟終わらせて・・・という感じです。

アフターサービス専門のスタッフなんていませんから、基本大工さんや、取引業者(電気・水道)などを手配して動ける時に動くという感じです。

要は忙しいんですよ。現場も進んでいるのでアフターに回す人手がありません。

なので何かあった時には動きは早くないです。

ハウスメーカーとの大きな違いは、工務店は会社として長く続くかは本当に不安定です。

仕事を取り続けれるか?引き継ぐ従業員がいるか?です。

職人の世界、若い職人が何を目指しているかわかりますか?

長く頑張って続けて、この会社を継ぐぞ!ではないです。独立です。

みんな自分でやりたいんですよ。

なので、1代で工務店が終わるなんてザラです。

じゃあ施工した工務店が潰れたらアフターサービスはどうするの?となりますが、そうなってしまった場合は他を探すしかありません。

これも工務店の特徴なので割り切りが大事です。

ハウスメーカーのメリット・デメリット

特徴を一通り書いたところでそれぞれのメリット・デメリットを書いていきます。

メリット

  1. 施工エリアの広さ
  2. 豊富な実績とノウハウ
  3. 検査体制・アフターサービス

一つ目は施工エリアの広さ。

都心ではなく、地方だから・・・、山奥で冬は雪も降るし・・・などなど様々でしょうが、

基本ハウスメーカーは全国に支店があり、全エリアをカバーしています。

これだけで工務店とはちがうメリットです。

田舎だからなど諦めずに問い合わせをしてみましょう。

二つ目は豊富な実績とノウハウです。

これまで数々のリフォーム工事を実施し、成功体験や失敗体験などを積み重ねて生きています。

これらは全て経験となり、確実にノウハウとして養われています。匙を投げられた問題でも、相談すると解決の糸口が見えてくるかもしれません。

またそういった難しい工事ほど、保証やアフターメンテナンスも大事になってきます。

難しい工事だからと

諦めずに、相談だけでもして見ましょう。仮にできない場合でも良い代替案の持ち前の提案力で提案してくれるかもしれません。

三つ目は検査体制・アフターサービスです。

リフォーム工事は、見えない部分こそ大事な部分です。実際に家ができてしまうと、見えない部分は確認ができず、表面上に不具合が起きってしまった時は、もうすでに手遅れです。

そういった見えなくなる部分を、施行中にしっかりと確認、記録へ残し、後からでも確認ができるようにしているかは、特に重要になってきます。

ハウスメーカーの場合は、施工者(大工)・現場監督とは別に、第三者視点の検査員が配置されていることが多いです。

この検査員が都度検査をして、合格しないと次の工程に進めないこともあります。職人からすれば、おそらくやりづらいかと思いますが、お客様目線で考えると安心ができるポイントだと思います。

また、半永久的に残り続けるであろうハウスメーカーには、工事書類が全て保管され続けます。

世代交代をして子供世代へ受け継いだとしても、何十年後に子供世帯が問い合わせができることは魅力的です。

デメリット

  • 金額が高い
  • 施工方法が決められている

一つ目、金額が高い

これは特徴でも話をしましたが、会社の規模がデカく、経営をしていくうえで、どうしても諸経費などが高くなります。

工事内容によりますが、地元工務店と比べ、30万〜200万ほど高くなります。

この差額はハウスメーカーに依頼する保険料や安心料と捉えることができるのであれば、依頼する価値はあります。

二つ目は施工方法が決められていることです。

特徴とメリットにも書きましたが、過去の実績を基に独自の施工マニュアルがあるということは、施工方法がしっかりと決められています。

どういうことかというと、例えば外壁工事ひとつにしても、この範囲以上を触る場合は足場を必ず設置しなければならない。や、塗装をする場合はこの範囲までは塗らなければならないと決められています。それをやらない工事は受注がそもそもできません。理由は二つ。

1.過去に同じ内容で工事をした時に、怪我や雨漏れなどの不具合が発生した。

2.そういった過去があるので、それを防ぐ工事をしないと、後々の保証ができない。からです。

せっかくお金をかけるのであれば、不具合は出てほしくないですよね?過去の経験を基に日々更新され続けているので安心ですが、逆を言えば、安心のために工事が増える=金額が高くなるということです。

はっきりいいますが、工務店ではそこまでしません。

それは適当なわけではないと思いますが、ハウスメーカーは会社の名前も大きいため、周りの目を気にします。

◯◯ハウスは足場も立てずに工事して危ないな・・・などです。仮にお客様からの契約をお預かりできなかったとしても、無理に安く工事を決行し、怪我や不具合などが発生した時の方が企業イメージが下がるため絶対にそんなリスクは侵しません。

そういった安全な工事にお金がかかるのが嫌で、なんとか工事をやってよというお客様はハウスメーカーは合っていません。

問い合わせするだけ無駄です。特例はありません。

ハウスメーカーの施工方法は安全第一なので、怪我などのリスクは少ないですが逆を言えば融通が効きません。

地元工務店のメリット・デメリット

続いて地元工務店です。

メリット

  • 金額が安い
  • 出入りする職人がほぼ地元の人間のため和気藹々と工事が進む

まず一つ目、金額が安い。これにつきます。

特徴でも書きましたが、受注をすることが何よりも大事なので利益が優先ではなく、会社規模も小さいので諸経費もかかりません。

原材料の高騰が進んでいる中で、より一層高価な買い物になってしまった”家”ですが、できれば金額は安く抑えたいと思います。本当にお金だけに要点をおくのであれば、工務店一択です。安いです。

二つ目、出入りする職人は地元の人間なので工事中賑やかで和気藹々としている

地元工務店は、協力業者も地元で固めていることがほとんどで、いつも同じメンバーで作業しているため有効的です。

そのため工事中は本当に楽しそうに仕事をします。逆言えば私語が多なども言えますが・・・

ただ私としてはそういった雰囲気で工事が進むのは楽しそうなのでメリットにしておきます。

しかし仲がいいから施工が適当になる人間もいるでしょうからそこは目を光らせましょう。

デメリット

  • 工務店の当たり外れが多い
  • 出入りする職人の言葉遣いや態度
  • 打ち合わせのペースが遅く、工事着手時期も不安定で話が進む
  • 補助金や減税などの提案がほぼない+申請は有料
  • アフターフォローがほぼない

一つ目、当たり外れです

ただ会社が大きいだけのハウスメーカーとは違い、工務店の中にも本当に良い工務店ももちろんあります。

職人の人柄の良さや、工事単価、アフターサービスなどです。

ですが、家族経営でなぁなぁとやっている工務店の方が多いのが事実です。

実のところ、コロナの影響でそういった工務店は仕事が続かず、潰れてしまったところも数多くありました。

ですが、中にはまだ残っていると思います。

施工も大事ですが打ち合わせの段階からまずは人柄をしっかり見極めましょう。

二つ目、出入りする業者の言葉遣いや態度

よく言えば自分の仕事に集中しているため、仕事中の言葉遣いが荒くなってしまう職人さんは多いです。

リフォームはお客様が住んでいる状態が多いため、お客様や近隣の方の耳に入ってしまったら気分を害してしまう可能性があります。が、そんなことは考えていません。自分の仕事をするだけというイメージですかね。

+αの配慮がないです。

要は配慮が足りません。お茶出ししてくださった時のゴミなどを置きっぱなしにしてしまったりとかですかね。

私も何度か見たことがあります。自分の現場ではなく、通りかかった時とかですね。

反対にメーカーの下請けで入っている業者は、そんなことをするとメーカーから契約を切れらるため、配慮を基本忘れません。

ちなみにハウスメーカーだからと言って、全員が配慮できているとは残念ながら言えませんが。

三つ目、打ち合わせペースが遅く、工事着手時期も曖昧

調査をして、間取りを決めて見積もりの流れですが、これがめちゃくちゃ遅いです。

はっきりいいますが、本気とは思えないほど遅いです。

大体二ヶ月くらいかかります。メーカーなら早くて一ヶ月で出ます。

おそらく打ち合わせの日程調整もやり方が違います。

メーカー → ◯日に見積もり提示したいです。ご予定いかがですか?

工務店 → 見積書が出来たら連絡します。

この圧倒的な違いはメーカーは見積もり提示を約束しますが、工務店は約束しません。

もちろん現場をやりながら見積もりなので大変なのはわかりますが、過去の資料などを整理・管理できていれば原価なんてすぐ出せますし、専門業者に見積もりを取る場合は、専門業者を急がせればいいだけです。

そして、打ち合わせを進め、工事着手の日程の話になるといつ工事着手できるかわからないという工務店もあります。

論外です。お客様からすると片付けや、買い替え商品のリサーチなどやることはたくさんあると思いますがそれができません。

なぜかというと、自分の進行中の現場の進捗すらわかっていないからです。そんなことではお願いする立場としては心配になりますよね。気をつけましょう。

四つ目、補助金や減税などの提案がない

これ本当にあります。

人によって使用できる補助金って様々です。

メーカーの営業マンは色々提案してくれます。そして基本その申請は代理でやってくれ料金もかかりません。

が、工務店の場合はお客様から言われない場合、特に補助金などはしようしません。

理由は手間だからです。補助金の申請は手間なんですよ本当に。

写真撮ったり、書類書いたり、図面をそれだけのために作成したり・・・でも使えるなら使った方が絶対にいいので最初にお話ししますが、工務店はやりません。こちらから伝えてやってもらう場合は手間だから手数料を求められたりします。数万程度です。

大きいですよね。数万円。ですが数万の手数料で数十万の補助金がもらえる場合がありますので、こちらから補助金の話は持ちかけましょう。

最後五つ目、アフターサービスがほぼない

工務店は人数は最小限で回しているため、アフター専門のスタッフはいません。

何かあった時は、動ける人間が動きますが、動けなかった場合はすぐには解決しません。

これは結構イライラします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

参考程度にしてください。全てがこうではありません。

あくまで私が工務店と相見積もりになったお客様と話をするなかで、実際に話が出た例です。

良い工務店さんは本当にいますのでしっかりと人柄を見て判断をしてください。

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