屋根調査とは?
屋根調査とは、普段あまりみることのないご自宅の屋根がどういう状態かを確認する調査です。
ドローンを上空に飛ばし、空から空撮をして確認をしていきます。
屋根は雨や風などから家を守る重要な役割を担っています。
数年ほどで劣化するものではありませんが、家を建ててから、数十年が経過しているのであれば一度確認をしておいたほうがいいと思います。
無料で実施する会社が多いので一度問い合わせをしてみてください。
では調査内容の中で押さえておくべきポイントを9つ紹介していきます。
屋根調査で抑えておくべきポイント
1.屋根形状の確認
屋根の形です。
屋根の形といってもさまざまな種類があります。
戸建に多い屋根形状は
- 切妻屋根(きりづまやね)
- 寄棟屋根(よせむねやね)
- 片流れ屋根(かたながれやね)
- 入母屋屋根(いりもややね)
- 陸屋根(りくやね・ろくやね とも呼びます)
以上5つの形状が一般的です。それぞれの屋根形状にメリット・デメリットはありますのでそれはまた別記事で話します。
ご自宅の屋根形状はどれにあたり、どのようなメリット・デメリットがあるかを把握していきましょう。
屋根のデメリットを把握し、改善しようとしても屋根の工事は金額がかかります。
正しい知識を取り入れ、室内工事でデメリットを改善していくのも一つの選択肢です。
2.屋根材の確認
調査をすることで、改めてご自宅の屋根材がどれになるのか確認します。
外から見える部分で大体は把握ができると思いますが、念のため書いときます。
ざっくりと屋根材は下の3種類が使われることが多いです。
- 瓦屋根
- スレート屋根
- 板金屋根
それぞれにメリット・デメリットがありますので簡単に書いておきます。
瓦屋根
メリット
- 耐久性が高い
- 建物全体の見た目に重厚感が出る
- メンテナンスが他 屋根材に比べ、楽でコストもかかりにくい。
デメリット
- 他 屋根材に比べて材料代が高い
- 重厚感が出るがその分重量が重く、建物自体 重くなる
- 色やデザインが少なく、カスタマイズ性がない
スレート屋根
メリット
- 材料が軽量なため、建物自体が軽くなる
- 色やデザインなどが豊富でカスタマイズ性がある
- 金額が比較的安価である
デメリット
- 耐久性が良くない。割れや、色褪せが発生し、15年程度経てば塗装などメンテナンスの必要が出てくる
板金屋根
メリット
- 見た目がスタイリッシュ
- 屋根の勾配が急でも施工が可能
- 屋根材自体に断熱材が入っている商品もあり、断熱効果も得られる
デメリット
- 耐久性が瓦屋根より短い
- デザイン性が少ない
- 天候が雨の時に、屋根に当たる雨音が気になることがある
- 断熱をしっかりしておかないと、暑い
簡単書くとこんな感じです。
ご自宅の屋根材がどれに当てはまり、どのような対応が必要になるか、
簡単でも良いので知識として頭に入れておきましょう。
3.屋根材の状態の確認
瓦へ割れがないか?
スレート屋根にカビ被害や、色落ちはないか?
板金屋根が酸性雨にさらされ、酸化し穴が空いていないか?などを確認していきましょう。
補修で済む場合もあれば、葺き替え工事を行わないと根本的な解決にならない場合もあります。
しっかりと調査をして、業者とお話をしましょう。
4.雨仕舞いの確認
雨仕舞いとは簡単に言うと、しっかりと防水効果のある施工をしているかということです。
言い方を変えると、雨漏れしないようになっているか?です。
瓦や、スレートなど屋根材本体はしっかりと敷き詰められているように見えても、
一番大事な部分は、壁際であったり、屋根が途切れる箇所だったりします。
壁際の水切りはしっかりと機能しているか?
屋根と屋根が合流する谷部は、錆びて穴が空いていないか?また、しっかりと流れるように施工されているか?
ご自宅の間取りや、屋根形状によって、施工方法が様々ですのでしっかりと抑えておきましょう。
5.雨樋の確認
基本、絶対にある雨樋。
劣化し、外れていないか?落ちていないか?
自宅の大きさに合わせて適切な箇所に設置されており、オーバーフローなどが起こっていないか?
また、樋の中へ落ち葉などの蓄積物が溜まっていないか?などを確認します。
色々な材料がありますが、
最近では樹脂製の雨樋が一般的です。
余談ですが、既存の雨樋が銅製の雨樋であれば高級な雨樋を使われているなーと言う感じです。
番外編 屋根工事のタイミング
ここでは、屋根調査をして、修繕の必要がある時に、工事のタイミングはいつやれば良いのか?にお答えします。
基本的にには修繕の必要があればすぐ直しましょうですが、一旦 屋根工事の流れを簡単に書きます。
屋根工事をするために、建物を囲むように足場を設置します。
既存屋根材を撤去し、新しい屋根材を施工していきます。
ここで注目したいのが、足場の設置です。
屋根工事だけでなく、外部の工事をする時には足場の設置が必ず必要です。
雨樋を交換する工事もそうですし、外壁を塗装する場合も必要です。
何が言いたいかと言うと、
足場を設置するのであれば、足場設置が必要な工事は出来るだけまとめてやりましょう
足場も建物の大きさによりますが、最低25万くらいはかかります。
都度都度支払うより、一回に工事をまとめてほうがお得です。
屋根工事が必要なときは、一度他の外壁の塗装だったり、雨樋の交換であったり、一緒のタイミングでできる工事がないか確認をしましょう。
足場設置にはお金がかかる。
足場設置が必要な工事をできるだけ同じタイミングで出来るように考えよう!!
まとめ
いかがでしたか?
屋根調査も建物の状況を把握するうえで大事な項目の一つです。
屋根は、雨風から家を守る大事な役割を担っています。
建物の中で、一番お金がかかる部分でもあります。
なのでしっかりと調査をして、適切な工事をしていきましょう。
また屋根調査は無料で実施する会社がほとんどです。有料の会社があれば無料の会社を探してみましょう。